「黒字リストラ」を断行するアマゾン

足元の世界経済を俯瞰的に見ると、IT、レストランの配膳や物流倉庫の管理、工場の生産ラインでの製品の組み立て、一部コンサルティング補助などの分野で、AI及びAIを搭載したロボットが私たちに代わって業務を行うケースが目立っている。

それは、米国の状況を見るとよくわかる。アマゾン、マイクロソフトなど大手IT先端企業、フォードなどの自動車、コーヒーチェーンのスターバックス、金融大手のゴールドマンサックスなどで人員削減は目立っている。IT先端企業では、業績が好調であるにもかかわらず、コストの削減やより迅速な業務運営のためにAIを導入し、人員を減らす企業が増えている。

象徴的なのはアマゾンだ。同社は、3万人の“管理部門”の人員削減を進めているという。その一環で、同社は1万4000人のリストラに踏み切った。同社のアンディ・ジャシーCEOは、AIで業務は効率化され、今後数年間で総従業員数は減少すると述べた。手始めに同社は財務、人事、ITといった管理部門で人員を削減する。