外敵がほぼ侵入できない安全な地下トンネルで暮らす

しかし、ハダカデバネズミは実験室で飼うのが難しい生態をしていて、実は研究がまだそんなにありません。

研究は、ゼロからひとりですべてを明らかにするのではなく、何千、何万のこれまでの研究者の積み重ねの上に成立します。ですから、手つかずの分野には研究者は積極的には手を出しません。

ハダカデバネズミは、アフリカ東部の乾燥した草原の地下でトンネルを掘って群れで生活しています。ひとつの巣に数十匹から100匹程度、多いと300匹が住んでいます。特徴的な出っ歯を使って土を掘り、その巣穴トンネルは全長3キロに及ぶこともあります。外敵の多い地上にはほとんど出ることがなく、外敵がほぼ侵入できない安全な地下で安定した生活を送ります。