精力的に婚活をしているにもかかわらず、なかなか結婚できないのはなぜか。婚活スクールを運営する吉沢詩乃氏は「多くの人が“交際の決め手”としている事柄が、交際や結婚の障害になっている」という――。
冬の公園で手をつないでいる日本人男女
写真=iStock.com/mapo
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既婚率が約20%も変化する要因

「誰と会ってもときめかない」「ピンとくる出会いがない」

婚活が長引く人が一度は口にしたことがあるであろうセリフですが、実はそれこそが“結婚できない最大の理由”かもしれません。

「ときめき」は婚活市場における頻出ワード。

果たしてときめきは婚活において本当に必要なのか――?

その疑問に答えを出すために、私が運営する「ハイスペ男子総合研究所(ハイスペ総研)」は、2025年6月、全国の20~50代の男女2405名を対象に「大人婚活と“ときめき”」に関する調査を行いました。

調査によると、「結婚相手にときめきを重視する」と答えた人は全体の58.6%。一方で、「あまり重視しない」「まったく重視しない」という人はわずか17.5%でした。

さらに、婚活経験者の70.8%が「ときめきがない相手とは交際しない」と回答。

婚活市場では、「ドキドキしない=ナシ」という風潮が強く根付いていることが分かります。

しかし、興味深いことに「ときめきを重視しない」人の既婚率は76.5%で、重視する人(56.2%)を大きく上回りました

ときめきを重視するかどうかにより、なんと既婚率が約20%変わることになります。

婚活市場ではときめき重視の風潮が強い一方で、“ときめき”を基準にしない人ほど、きちんと結婚できているのです。

増え続ける「ときめきチェックリスト」

また、私はこれまで950名以上の婚活に悩む女性と関わってきたのですが、婚活が長引き悩んでいる人には、「ここまで来たら妥協できない!」と、異性としての魅力度が高いかどうかにかなりシビアになっている傾向が見られます。

例えば女性なら、男性のエスコート力やファッション、デート場所のセレクト、身だしなみなどのチェック項目が増えがちです。一方の男性も、女性の経済的基盤や家事能力、異性としての魅力をチェックしがちで、お互いに婚活を続けるほどシビアな判定をすることに……。

結果として、デートやお見合い前に「ナシ」判定になってしまい、出会いのチャンス自体が激減してしまうのです。

そして、ときめき偏重型の婚活は、結果的に上記の「項目がズラリと並ぶチェックリスト」を片手に進むことになるので、さきほどの調査結果にある通り“茨の道”になりがちです。

そこでおすすめなのが、間口の狭い「針の穴型の出会い」ではなく、まずは関わってみる「ピラミッド型の出会い」です。