1■スピード重視の並列思考には「縦型」予定表が好相性

複数のプロジェクトを並行して担当するので、時間管理には苦労している。時間軸を縦に配した手帳だと空き時間を一目で把握できるので、時間管理がやりやすい。自分がわかればいいので、書き方はかなり雑。見栄えよりも速さを優先。

 

2■灰色思考をカラフルに変える4色ペンの使い分け

手帳の書き込みには4色ボールペンを使用。予定の種類に応じて色を使い分けていた時期もあったが、現在では特別に意識せずに書き込む。ただ、色を使うと、1色だけで描くよりも発想が豊かになるため、できるだけカラフルに書く。

 

3■社長と会うプレッシャーが成果を生む

新浪剛史社長の時間をとれるのは月1回程度。何よりも気合を入れて臨むため、ピンク色の付箋を貼り付けて目立たせる。プレゼンが終わってからも付箋は剥がさずに、いつ、何を話したかをいつでも確認できるようにしている。

 

4■胸ポケットに常備で瞬間を記録する

手のひらサイズの小型ノートをワイシャツのポケットに常備している。このためワイシャツはポケット付きしか着ない。気づいたことをすぐに書き込むため、その時々で場所もバラバラ。あえて日付を入れないのは、瞬間の発想を大事にするため。

 

5■大型ノートに転記して思考を整理

A5判のノートはタスクの整理と論理的なメモに使う。少し大きなサイズに転記することで、思考を整理できる。愛用しているのは「Rollbahn」の製品。薄い方眼になっているうえ、ミシン目があり、簡単にちぎって渡せる点が便利。

(市来朋久=撮影)