破り捨てる「ToDo」帳

<strong>杉山 剛</strong>●虎ノ門支店ウェルス・マネジメント課長。1971年、東京都生まれ。95年、青山学院大学経済学部卒。同年、野村証券入社、郡山支店に配属される。99年より渋谷支店、2002年に企業金融3部。07年より現職。
杉山 剛●虎ノ門支店ウェルス・マネジメント課長。1971年、東京都生まれ。95年、青山学院大学経済学部卒。同年、野村証券入社、郡山支店に配属される。99年より渋谷支店、2002年に企業金融3部。07年より現職。

「手帳ですか? メモを書いた紙は、すぐに切って捨ててしまいますね」

野村証券虎ノ門支店の杉山剛氏はA5サイズの黒革のシステム手帳を愛用している。中小企業や財団法人、富裕層の個人など、合わせて約300口座の顧客を担当するほか、50人を数える支店の営業社員の進捗状況も管理している。さぞかし大量の“得意先情報”が手帳に書き込まれていると思いきや、さにあらず。拍子抜けするほど、白い。しかも、「切って捨てる」とは穏やかではない。