7月生まれのメジャーリーガーが少ないワケ
一方アメリカでは、アメリカンフットボールとバスケットボールを見てみると、ここまで徹底的な「選抜・能力別クラス・違う体験」のシステムは確立されていない。その結果、体格的に少し劣る子どもでも、他の大きな子たちと同じくらいたくさんプレーすることができる。
しかし、野球は違う。学校以外の少年野球リーグは、そのほとんどが年齢規定の基準日を7月31日と定めている。そのため、8月生まれの大リーグ選手がいちばん多いという結果になっているのだ(その差は歴然としている。2005年、大リーグでプレーするアメリカ人選手のうち、505人が8月生まれなのに対し、7月生まれは313人しかいなかった)。
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