やなせたかしと似ている幼少期

1970年に刊行された自伝『ドレミファ交遊録』(いずみたく著、朝日新聞社)によると、いずみは1930年、東京都・谷中で、東京中央電信局勤めの父と専業主婦の母の間に生まれた。

母の影響で宝塚のファンになり、幼稚園時代はまわりの子供が童謡を歌うなか、一人宝塚歌劇のラブソングを歌うような子供だった。幼稚園帰りはいつもいじめっ子に泣かされていた気弱な一面もあったようだ。