期待が高まるステーブルコイン
他方で、暗号資産の中でも、ドルに代表されるハードカレンシーとの交換レートを一定に保つステーブルコインへの期待は高まっている。代表的なステーブルコインとしてはテザー社のUSDTとサークル社のUSDCがあり、ともにドルとの交換レートが1:1に定められている。今のところこの両雄が世界のステーブルコイン市場を占めている。
わが国でも、JPYC社が円建てのステーブルコイン(JPYC)を発行する。世界で二番目に交換されている通貨であるユーロと固定レートを設定したステーブルコイン(EURCやEURCVなど)ももちろん存在する。ただし通貨の需給に鑑みれば、ステーブルコインもまたドルが中心となり、ユーロや円が続くという市場シェアになるのだろう。
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