八潮の事故は局所的な条件が重なった

下水道管の老朽化による陥没事故は2022年度に約2600件発生と前述しましたが、十数年前には3000〜4000件発生していました。

減少の背景には、2015年の下水道法改正があります。法改正により、全国の下水道施設に対して、計画的な点検と維持管理を行うことが義務づけられました。とくに、硫化水素などにより腐食のおそれが大きいとされる管路については、5年に1回以上の頻度での点検が定められています。

八潮の事故では、下水道管の形状がカーブしていたこと、そこに汚水が滞留しやすく、硫化水素の発生が促進されたことなど、局所的な条件が事故を引き起こした要因の1つと考えられています。