①低濃度アトロピン点眼

低濃度アストロピン点眼の最大のメリットは「就寝前に点眼薬を1滴さすだけ」という手軽さです。世界的に最も広く行われ、有効性・安全性も証明されている歴史ある治療であり、平均30%の近視進行抑制効果が得られます。日本で発売されたリジュセア点眼液は、さらに強い抑制効果があります。

この点眼薬には瞳孔を拡げる作用があるため、副作用として軽いまぶしさを感じる場合がありますが、多くのお子さんは数日で慣れることがほとんどです。費用も薬剤が1カ月に約4300円と比較的リーズナブル。そのため、近視抑制の最初の治療として最適です。

デメリットは、点眼を忘れると効果が下がるため、継続が不可欠なことです。また、この薬の効果効能は「近視の進行抑制」なので、軽度から中等度までの近視に適しているとされ、強度近視に進んでしまうと治療効果が期待できません。また、瞳孔を広げる作用があるために、目に光を当てるレッドライト治療と併用することはできないので注意が必要です。