不安の声が上がっていた「ハッピーセット」
店頭で飛び交う怒号、殺伐とした店内、さらには打ち捨てられたバーガー類のショッキングな画像や映像が、SNSやネットニュースにあふれました。
日本マクドナルドも公式に事態へのお詫びと対策を追加で発表するなど、社会的にも大きな注目を浴びたマクドナルドの「ハッピーセット『ポケモン』ポケモンカードキャンペーン」。その炎上トラブルになった原因と、その責任はどこにあるのかを考えます。
マクドナルドの「ハッピーセット」プロモーションは毎回有名キャラクターとのコラボなどで人気を呼んでいて、今回はポケモンのおもちゃが当たるということで、販売前から注目は大きかったようです。しかし、それは単にキャンペーンに対する期待だけでなく、「不安」の声も上がっていたのでした。
これまでもハッピーセットは毎回人気キャラクターとのコラボによって、本来の子供やファミリーだけでなく、投機的価値から転売ヤーによる買い占めが行われているという批判がありました。実際にフリマサイトではキャンぺーンが行われるたびにズラリと景品の転売出品が行われていたのです。
「キャンペーン期間はバイトを休みたい」
フリマサイトなどでのリセールは、ゲーム機や限定仕様の特別製品販売などのたびに転売ヤーによる買い占めと、純粋に購入を希望するファンとの間でトラブルになる映像がニュースでも報道されます。「マクドナルド+ポケモン」という強烈なパワーブランドのコラボともなれば、リセールバリューが期待できるのは明らかで、今回も争奪戦になることは当然だったといえます。
争奪戦が起こったことで、本来欲しがっている子供やファミリーが景品を手に入れにくくなるだけでなく、店舗での混乱を懸念する店舗スタッフからの声も聞こえていました。
マクドナルドはアルバイトを中心とする店舗スタッフの戦力が強みで、会社が決めたキャンペーンを実際に運営するのは店舗であり、バイト中心のスタッフです。これまでのハッピーセットなどのキャンペーンで混乱が起きたことで、中には「キャンペーン期間はバイトを休みたい」などという、マクドナルドのアルバイトを自称する書き込みもありました。このように、今回の混乱は事前から不安が指摘されており、実際その通りのトラブルになったことで、主催したマクドナルドが大きな批判を浴び炎上する結果となったといえます。

