日本の若者ではやや異なる傾向も

ピュー社の2015年調査では原爆投下の正当性について米国人と日本人の比較が可能となっている。「正当化されない」が米国人の34%に対して日本人は79%と圧倒的に多くなっている。当然の結果といえるが、日本人でも「正当化される」と14%が回答している点には留意が必要であろう。

最新に近い時点での日米の意識比較が分かる国際調査がないか探してみると、政府の研究所である統計数理研究所が2022年に行った核軍縮問題に関する国際世論調査のなかで原爆投下の正当性について調べている(図表3)。ただし「正当化される」に当たる選択肢の表現は日本の調査では「正当だった」、米国の調査では“Approve”(承認する)であり、「正当化される」とは少し異なっている。

こちらの調査でも「正当」との回答は米国が52.1%と日本の9.2%を大きく上回っている。