人工知能で自動車生産が大幅減少する

このところAI(人工知能)の話題が多くなっています。

今後、AIがますます進化し、今までより多く活用されることは間違いありません。私は多くの人の仕事や生き方をいい意味でも悪い意味でも変えるのではないかと思っています。

先日、自動車関連メーカーの会長と話していたら、「今後国内の自動車生産は大幅に減少する」ということが話題になりました。人口減少が起こるからではなく、AIの活用でだとおっしゃるのです。

どういうことかというと、現在、日本の主要メーカーはAIを活用した自動運転車の開発に躍起です。トヨタやホンダは2020年ころには高速道路での自動運転車の開発を目指していますし、日産は一般道でも走れる自動運転車を同時期に開発する予定です。

それと、ウーバー(スマホでハイヤーを呼ぶサービス)が組み合わされればどうなるでしょうか。私の車は90%以上車庫の中で止まったままです。

現在、私がウーバーで私の車を活用(個人でタクシー業務)しないのは、規制があり私がタクシーに代わる業務ができないという理由があります。もっと根本的なことを言えば私が忙しく、自分の車を使ってウーバーをやる暇がないからです。

しかし、自動運転車であればどうか。

規制さえ緩和されれば、ウーバーに登録して自動運転で稼がせることができます。ふだん車で通勤している人も、行き帰り以外の時間には車は使っていないのではないでしょうか。それを自動運転での貸し出しに回すことが理論的には可能になります。

そうすれば、全体の車の必要台数は大幅に減ることが予想されるのです。そういう時代だと、車の所有という概念自体が大きく変わり、シェアが主流になるかもしれませんね。