タスクは多くても5~6個まで

③今日のタスク

日付の下に「今日のタスク」を書き出します。箇条書きですが、各タスクの先頭に□をつけておきます。ここで大事なことはタスクの数です。多くても5~6個までにします。

先ほど棚卸しした仕事を大分類して5個に絞っていきます。

図のPマークは「プライオリティ(数字が優先順位)」、Tは「タイム(時間)」を表しています。また、Cは「コンティニュー(続く)」ですが、引き続きその仕事をすることを意味します。

まず自分が今日やることを書いたら、次は時間(T)を決めます。各タスクを何分でやるのかを割り振っていきます。時間の使い方は25分を1セットで考えます。というのも、人間が集中力をキープできるのは25分程度といわれているからです(諸説があります)。この時間の使い方は「ポモドーロテクニック」として広く知られています。まだご存じない方に向けて簡単に説明しておきます。

基本的にポモドーロテクニックでは、25分間集中して作業し、その後5分間休憩します。ですが、必ずしも「25分」にこだわる必要はありません。

大切なのは、自分が集中できる時間は何分かを把握し、ダラダラした時間をすごさないということです。人によって集中できる時間は異なるので、自分に合った時間を見つけて、その時間内で集中するのがおすすめです。

写真=iStock.com/MicroStockHub
※写真はイメージです

休憩時間も設定する

休憩時間も同様です。自分が気持ちを切り替えるのにかかる時間に設定しましょう。

書き出し終えたら、各タスクに時間を割り振っていくわけですが、まず3~5分程度で終わる小さなタスクは、この紙に書き出さず、ささっと終わらせてしまってください。

書き出す5つのタスクは、25分や50分(25分×2セット)など、ある程度時間がかかるものです。このサイズの仕事が5つ程度あると、それだけで4~5時間程度のウエイトを占めるはずです。

これが今日、自分がやるべき仕事です。何を何分でやるかをしっかり決めます。