「可愛いとか可哀そうという感情だけが肥大化していくと、本来は両方あって成り立っている世界の大事な片方が見えなくなってしまう」
続きを読む『飼い喰い』内澤旬子
『飼い喰い』(岩波書店)
- 著者 内澤 旬子
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ノンフィクション作家1979年東京生まれ。2002年早稲田大学第二文学部卒業。2005年『ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死』(中公文庫)で第36回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。著書に『ドキュメント 豪雨災害』(岩波新書)、『豊田章男が愛したテストドライバー』(小学館)、『「本をつくる」という仕事』(筑摩書房)など。近刊に『サーカスの子』(講談社)がある。