お金に縁がないと思っている

投資に限らず、お金全般に言えることですが、「自分はお金に縁がない」と思っている人は一定数います。

その中には「投資はお金持ちがやるもの」と思っている人もいるでしょう。

苦しい経済状況の中で育った人は、その傾向が強くなります。

実は、私も思い当たる節があります。

写真=iStock.com/Jirapong Manustrong
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私は宮崎県の中流家庭出身です。

銀行員で倹約家の父、専業主婦の母と兄の4人家族の中で、のんびり育ちました。

家庭内では銀行預金の話題が日常的。高金利だった当時、銀行に預ければ利息でお金が増えることや、優遇制度があるといったことも父から教わりました。

小学3年生の時、父から「お兄ちゃんと二人で銀行に行って、お年玉を貯金してきなさい」と言われ、子どもだけで銀行口座を開設したことも。

小学生にして少ないお小遣いをやりくりし、10月生まれの家族3人分の誕生日プレゼント代を捻出するなど、父の質素倹約な考え方を受け継いで、自然とお金や経済に興味を持つようになりました。

その頃までは、私のお金との関係性はとても健全でした。

「お金に縁がない」と思うなら、その理由を考えてみる

しかし、大学入学直後に父が病気で突然他界し、大学中退の危機に。大学4年間は経済的にずっと苦しい状況でした。

クラスメイトは富裕層の家庭の子が多く、「私はお金のない家の子」として見られ、惨めな大学生活でした。

自分はこの先ずっと、お金に縁がない人生かもしれないと思ったこともあります。

振り返ると、質素ながら毎日3食食べていたし、電気も水道もある生活でした。誰もが憐れむ極貧生活だった訳でもありません。

ただ、周りの裕福なクラスメイトから「突然お父さんが亡くなって、貧乏になったかわいそうな人」として見られ、経済的に余裕のない状況が、「私はお金に縁がない」という思い込みを作っていったのだと思います。

まずは、なぜお金に縁がないと思っているのか、理由に気づけば、フラットな気持ちでお金と付き合えるようになります。

お金を増やすことにも目を向けられるようになるでしょう。