成果が出なければ人は付いてこない

岸昌史『熱狂のデザイン 楽しく結果を出すチームのつくり方』(クロスメディア・パブリッシング)

ビジネスの現場でも、リーダーはメンバーを思いやり、メンバーそれぞれの望みや苦労に理解を示し、愛情をもって接することが大切です。ただし、これだけでは良い人で終わってしまい、成果が出なければ人は付いてきてくれません。

リーダーは情理に働き掛けるだけではなく、目的達成のための合理的な道筋をしっかりと周りに伝える必要もあります。合理と情理の両方があってこそ、メンバーはリーダーを信頼します。

いかにみんなをワクワクさせながら、人を巻き込んでいくのか。そのためには、「得」と「徳」、「情理」と「合理」といった、一見相反する両方の表情で働き掛けることが必要なのです。

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