何かを見るときは「ここで待つ」ようにする

では、どうすればよいのでしょうか。

「取りに行く」の反対で、「ここで待つ」ように、ものを見ることです。多くの人が勘違いしているのですが、目は映像を通すレンズにすぎません。

実際にものを見ているのは、後頭部にある脳の後頭葉という部分です。この後頭葉で、待つようにものを見ると、目の力が抜けて、ふわっと穏やかで優しい目つき、透き通るように澄んだ目になれる……というわけです。

野球のキャッチャーにたとえると、わかりやすいかもしれません。ピッチャーが投げた球を、「ここで待つ」のです。そうしてゆったり構えていれば、心も落ち着いてきますし、周りもとてもよく見えます。

前のめりになって「取りに行く」のは、実際の野球でも、バッターがスイングしたバットが当たって危険ですよね。「ここで待つ」ようにものを見るイメージを持つことをぜひ、試しみてください。

誰でも「雰囲気イケメン」になる方法

もう一つ、簡単に変えられるのは、その人の持つ雰囲気です。

「雰囲気なんて、そうそう変えられないんじゃないか」と思うかもしれませんが、意外とそんなことはありません。醸し出す雰囲気が魅力的な人のことを、「雰囲気イケメン」「雰囲気美人」と言いますが、これ、誰でもなれるんです。

結論から言うと、その人が持つ雰囲気は、「その人が空間をどう認識しているか」に大きく左右されます。