「目先の損得」で自分を曲げてはいけない

パチンコでも、2万円負けている人で、「このままだと2万円損してしまう!」「なんとか取り返さなくては大変なことになる!」という人がいます。

ですが、その日に負けた2万円に執着してしまうがゆえに、冷静な判断ができず、結果的にもっと大変な結末が待っているケースがほとんどです。

競馬でも、お金を失うのが怖くて、自分の予想を捨てて競馬新聞の予想に乗っかったり、人気馬ばかりに賭けたりしてしまうのも典型的な例でしょう。

また、当たったときは「もっと賭けておけばよかった!」、負けたときは「賭けすぎたぁ!」というのも本当に意味のない発言です。

気休めにお金の不安や後悔を吐き出すくらいならいいですが、僕は、お金はお金を生むための道具だと思っています。ビジネスでも、成功するために投資したりするでしょう。それと同じことです。

大切なのは、お金を生むための計算や戦略がしっかりとあることです。お金に執着すると、目先の損得でメンタルをやられてしまい、ギャンブルが長続きしません。敗者へまっしぐらです。

もちろん、お金は大事なものです。

しかし、ギャンブルにおいては、お金にメンタルを振り回されるのが一番よくないのです。

お金に負けない強い心を持ちましょう。

「下には下がいる」と思えば気持ちも楽になる

●ルール3:状況が悪いときは下を見る、いいときは上を見る

ポジティブとネガティブの感情は、メンタルコントロールをする上でつきものです。

「失敗したら終わりだ」と思うのと、「失敗したらまた挑戦すればいい」と思うのでは、心の余裕が違うのが分かると思います。

同じことをする、同じことが身に起こったとしても、それをどう解釈するかで、心の持ち方、とらえ方が人によって全然違うのです。

では、「状況が悪いときは下を見る」というのはどういうことか?

例えば、自分が最悪な状態だとして、もっと最悪な状態の人がいると思えれば、ちょっとは気持ちがラクになるでしょう。

ツイてないときや、追い込まれているときに、ギャンブルは負けやすくなります。そうなると、ますます焦りが生まれ、負けのスパイラルに陥ってしまいます。

そのときはもっと最悪な状況と比較して、「それよりはマシ」だと思えれば、メンタルを落ち着かせることができます。