鉄板のビジネスモデルは最初から限られている

専門知識から事業領域を絞る

金融×エクセルという領域で知識を持っていたとしよう。これを教室というビジネスモデルで考える場合は社会人向け教育という事業領域が探査対象となる。

考え方を変えればエクセルを使った事業シミュレーションの下請けというビジネスでもよいだろう。この場合はコンサルティング×定量シミュレーションが探査対象となる。

写真=iStock.com/Yue_
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手持ちの武器 事業領域の対応関係

手持ちの武器と事業領域は1:1の関係ではない。N:Mの関係になるため手持ちの武器から事業領域を考えるには知識が必要だが、不安にならないで欲しい。

スモールビジネスにスコープを限定すればN:M(ただしMは少数)というようにかなり絞り込むことが出来る。全てを網羅することは困難であるが、いくつかのビジネスについては既に例示した通りである。

ビジネスモデルには特異性を狙わず鉄板のスモールビジネスに自分の競争力を活用出来ないか、と考えるとよいだろう。

スモールビジネスに向いているビジネスモデルは最初から限られているのだ。その限定されたビジネスモデルに自分の専門であるコンテンツを掛け算すればよい。

サマリー:
自分が今までの経験で身につけた競争力から探査領域を絞りなさい!
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