副業してみることで「合わない仕事」もわかる
会社員で、「時間や場所に縛られない働き方を実現できるスキルを得たい」というのであれば、それが実現できる副業を洗い出してみればいいでしょう。たとえば、Webライター、エンジニア(プログラマー)、ブログ(アフィリエイト、サイト運営)、Webデザイナー、動画編集者、サムネイル制作といった副業が挙がるでしょう。これらはパソコンやスマホさえあれば、資金ゼロから始めることが可能です。
副業する目的を決めれば、取り組むべき副業(気になる副業)や、身につけるべきスキルを明確にすることができます。
「好き、得意、やりたいことの3つを満たす副業を考えたほうがいい」と考える人もいるかもしれませんが、それはあまり意味がありません。なぜなら、実際にやってみなければ適性を判断できないからです。
たとえ自分に向いていなかったとしても、「これは自分には合っていないな」と気づくことができれば、違う仕事を選ぶ際の参考にもなります。
また、実際にやってみることで、今まで考えもしなかったことを考えるようになり、そこから選択肢の幅も広がっていく可能性もあります。
ですから、「最も気になる副業に取り組む」ことが重要なのです。
「とにかくやってみよう!」を大切にして、気になる副業に片っ端から挑戦したほうがいいでしょう。それが本業でのスキルアップにつながることもあるからです。
稼げなくても経験値やスキルがアップする
副業に取り組んでも、必ずしもすぐにお金を得られるわけではありませんが、取り組む過程において、経験やスキルは、必ず得られます。そうして得られた経験やスキルは、キャリアアップにもつなぐことができます。
経験やスキルに目を向けて副業に取り組めば、成長実感も得やすいため継続しやすく、その結果、専門性が身について稼ぐことにもつながり、そこでの経験値が年収アップにもつながるでしょう。
もし副業で稼げない場合でも、自分が好きなジャンルであれば、その経験やスキルは人生の質や趣味の質を高めてくれます。
ですから、人生100年時代に備えて収入を最大化させることは必要ですが、あくまでも「稼ぐ」をサブ的な目的にするという考えも必要です。