眞子さまの結婚に対する「覚悟の表れ」か

この異例の会見は秋篠宮が2人に課した「最後の試練」ではないかと見るメディアもある。

「殿下は常々、結婚について『国民が納得するカタチ』を望まれてきた。しかし、現状必ずしもそうとはなっていない。

『秋篠宮殿下としてはどこかで“けじめ”をつける必要があると考えていた。(中略)それらを含めて2人に“乗り越えてみなさい”というメッセージなのかもしれません』とは皇室ライター」(東スポWeb 10月15日12時31分)

穿うがち過ぎる見方だと思う。

医師から「複雑性PTSD」と診断された眞子さんに、父親の秋篠宮がそのような試練を娘に求めるはずがない。宮内庁が主導したとも考えられない。

私は、このような異例な会見を開くというのは眞子さんの考えではないかと推測している。彼女のこの結婚に対する覚悟の表れだといってもいい。

小室圭と結婚してアメリカに立つ前に、この2人の結婚に異を唱えているメディアや国民にすべてを話し、納得してくれないまでも、少しでも自分たちの結婚を理解してほしい。

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会見時には皇籍を離脱しているから皇室の人間ではないが、これまでの皇室の歴史の中で誰も成し遂げたことのない“偉業”になるといってもいいと思う。

「私は逃げない」という強い意思表示を考える

なぜ、眞子さんがここまで思いつめ、通り一遍の会見ではない形をとろうと考えたのだろう。

その少し前までは、予定調和の会見でしかないと、メディア側も諦めていたふしがある。

それが変わったのは、10月1日、加地隆治皇嗣職大夫と同席した秋山剛医師から「秋篠宮眞子さんが複雑性PTSDである」と公表する直前ではなかったかと考えている。

これから愛する人と異国の地で新生活を始めるという若い女性が、これまで隠してきた自分の病について公表しようとは思わないだろう。

だが、眞子さんは自分の意志で公表するという選択をしたのだ。そこには、この病に負けない、克服するという強い意思表示があると思う。

そのためには、どんなにつらくとも、どんなに厳しい質問を投げつけられようとも、私は逃げない。そう眞子さんは考え、決断したのではないか。

もちろん、小室圭の支えがあってのことであり、秋篠宮夫妻は反対したのではないか。

だが眞子さんの気持ちは変わらなかった。

メディアや国民に告げる「人間宣言」ではないのか

私は、これは眞子さんのメディアに対する“復讐”への第一歩ではないかとさえ思っている。

復讐という言葉は強すぎるかもしれないが、眞子さんがメディアや国民に対して高らかに告げる「人間宣言」ではないのか。

一人の人間として、理不尽なことには我慢せず、これからははっきりものをいっていく。そう心に決めたのだろう。