「そうした打診は受けていない。仮定のことには答えられない」

プレジデントオンライン編集部は丸川珠代事務所に、組織委または政府または政治家から、後任会長の打診はあったか、打診されたら受けるかを聞いた。「そうした打診は受けていない。仮定のことには答えられない」との回答を得た。

さあ、どうする? 菅総理。組織委中枢は副会長の遠藤利明、河野一郎、専務理事の武藤敏郎の各氏、そして理事の高橋治之・元電通専務ら森会長の手勢で固めている。首を狩ってもこの手足がある限り「モリンピック」からの脱出は難しく、しかもゴール直前での首のすげ替えは五輪開催そのものを瀬戸際に立たせるだろう。進むも地獄、退くも地獄――。

総理ご本人も人気アニメ「鬼滅の刃」の「全集中」を口にしてコケたが、この人事はまさに「全集中」によって積年の「老害」の首狩りが必要になる。竈門炭次郎に倣うなら、「水の呼吸」伍の型の「干天の慈雨」にしたい。相手が自ら首を差し伸べたとき、ほとんど苦痛を与えずに首を飛ばす技だ。それしか、この難局を切り抜けるすべはない。

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