小沢一郎氏に振り回される野党陣営
枝野氏は参院の1人区と衆院の小選挙区は野党で一本化し、それ以外の部分では各党がそれぞれ独自に戦うという緩やかな共闘を目指す。
しかし、野党共闘については4月30日の「平成最後の日」をタイムリミットにして国民民主党と、小沢一郎氏が率いる自由党の合流問題も議論が進んでいる。どちらも「反自民」で野党が協力するという最終目標では一致するが、枝野氏の構想と小沢氏の考えでは手順が違う。このあたりで不協和音が聞こえてくると、自民党側からは「今なら勝てる」と解散論がさらに高まるだろう。
「令和」は冒頭から選挙で明け暮れることになるのだろうか。