3.相関関係を売り上げにつなげる

多くの商品や様々な年齢層の中から、意外な相関関係が見つかることがある。相関関係の高いものが判明したら、実際にそれらを組み合わせたキャンペーンなどを試してみたい。すると、さらに大きな規模で実施するときに成功する確率が高まる。

【結論】見つけた相関関係の強い2つの商品を、X店でも一緒に売ろう!

[POINT]%の整数計算

12%の数字を計算するとき、「×0.12」と小数の掛け算をするのは、小数点の位置や繰り上がりなどを気にする必要があって、非常に面倒だ。ざっくり12%だったら、「÷8」と整数の割り算で覚えてしまったほうが、イメージをつかみやすい。すばやく答えを出せる者には、“できる”雰囲気がただようはず。

▼整数で1回だけ割り算する
整数で割る行為⇒得られる数字
10で割る⇒10%
9で割る⇒ざっくり11%
8で割る⇒ざっくり12 %
7で割る⇒ざっくり14%
6で割る⇒ざっくり17%
5で割る⇒20%

例)12~13%がざっくりいくらか知りたいとき
50%⇒2で割れば概算できる
▼その半分
25%⇒4で割れば概算できる
▼その半分
12~13%⇒8で割れば概算できる

例)8%がざっくりいくらか知りたいとき
33%⇒3で割れば概算できる
▼その半分
16~17%⇒6で割れば概算できる
▼その半分
8%⇒12で割れば概算できる

BMコンサルティング代表 深沢真太郎
「ビジネス数学検定」日本最上位1級。企業研修などでビジネス数学を指導。『数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。』など著書多数。
(文・構成=鈴木 工、岩辺みどり)
関連記事
限られた時間で“最大の成果”を生む方法
業績アップの方法を探るデータ分析
説得力UP!エクセルで「売り上げ・利益」シミュレーション
相手に伝わるグラフの作り方