「メジャーブランドになるには、フーデックスしかない」

売上高が12億円だった頃、4日間のフーデックスのために1500万円を投資したらしい。
「よくそこまで多額の投資を決断できましたね」と言うと、また意外な答えが返ってきた。


齋藤明彦社長

「ええ、もう社内がお祭り騒ぎになってましたので。メジャーブランドになるにはフーデックスしかない! という話になりましてね。社員全員であれこれやっていたら、結果としてそれだけの金額になったということです」

「私が予算を決めて、その範囲でやりなさい、とやっていると、つまらないものしかできません。インパクトがないことをやっても仕方がないですからね」

その話のとおり、見た光景、聞いた話、すべてがインパクトたっぷりであった。普通の企業ではできないような大胆なことも思い切ってやってしまうところが、セゾンファクトリーが独自路線で成長を続ける秘訣なのかもしれない。