お金篇:年収1000万、おこづかい10万円に満足できない人々
[年収満足度]ハッピー父さん 16点 VS 不機嫌父さん 40点

ハッピー父さんでも、300万円台の年収に満足している人はたった16%。なにしろ自由にできるお金(おこづかい)が少ない。月に3万円未満が73%、うち1万円未満の人が23%もいる。昼食も半分以上がお弁当だ。こうなると節約を楽しむしかない。

ハッピー父さんの3割以上が実家で親と同居しているのもうなずける。住宅費の負担が小さければ、年収300万円でも暮らしにはまず困らない。親に子どもを預ければ共働きもしやすくなる。

不機嫌父さんのほうは、1000万円以上ある年収にも満足していない。住居は注文住宅の戸建てが最も多く、生活水準が高い。家の外でも行動範囲が広いから、人づきあいや外食にかけるお金は自然と多くなる。月10万円以上のおこづかいがある人が2割近くある。

それでも不機嫌なのだから、年収や自由にできるお金と、生活の満足度はほとんど別次元にあることがわかる。

◆「節約」を楽しめる人
→お金がなければ節約を楽しめばいい。ハッピー父さんは7割以上が節約を楽しんでいる。不機嫌父さんも6割近くが節約を楽しんでいるのは、将来に対する危機意識の表れか。

◆実家率
→ハッピー父さん:1位/実家 32%、2位/賃貸 26.3%、3位/注文住宅 18.7%。不機嫌父さん:1位/注文住宅 26%、2位/建売住宅 20%、3位/郊外マンション 15%

◆1カ月あたりのおこづかいが「3万円未満」の人
→ハッピー父さんのおこづかいは「1万~3万円未満」が50%、「1万円未満」は23%と3万円未満が7割を占める。不機嫌父さんは「3万~5万円」が最多の35%で、10万円以上が2割いる。

◆お弁当持参率
→ハッピー父さんの過半数がお弁当を持参。おこづかいが少ないことが理由の1つだろう。不機嫌父さんが3割に満たないのは、職場環境や働き方の違い、そして家庭の円満度も影響か。