解決POINT

【1】業務内容、所要時間をリストアップ

一連の業務内容とその所要時間をリストアップする。業務は「企画書のフォーマット作成」「インターネットで関連情報をリサーチ」といった最小区分である「要素作業」に分解しよう。

【2】業務を4分類し、最も注力すべき業務を明らかに

業務の4分類は次の通り。「主作業」業務の目的に直結する作業、「付随作業」主作業に必要不可欠な作業、「準備・後始末作業」業務の前後に発生する作業、「ムダ・例外作業」いずれにも属さない作業。

【3】次の「5つのムダ」がないかチェック

「品質」過剰品質でないか。「滞留」仕事が止まっていないか。「歩行・移動・流れ」人、モノ、情報の流れにムダがないか。「種類・数量」重複がないか。「ミス・手直し」不要なパワーが発生していないか。

【4】ムダに対する改善策を立てる

ポイント3の「5つのムダ」を省くための対策を立てる。「歩行・移動・流れ」のムダなら、現地確認が必要なければ、電話やテレビ会議で済ませるなど、主作業の業務に集中できる方法を考える。

【5】効果を計測しよう

改善策を実施したら、作業時間を計測しよう。改善後を「新たな現状」として、さらに削れるムダはないかチェックしてステップアップを続けよう。トヨタでは「ムダを見つけるのは一生の仕事」だ。

(森本真哉=撮影)
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