今だからできる効果的な投資

マークイットグループ日本支社代表取締役 水谷克己
マークイットグループ日本支社代表取締役 水谷克己

だからといって大慌てする必要はない。前回、私はプレジデント誌で市場の下落時には日本人として自信が持てる企業を買い支えるべきだと主張したが、それは今でもまったく変わっていない。株で買い支えることも一つの手段だが、今だからこそ効果的な手法があるのでぜひ紹介したい。

リーマンの破綻を経て明らかになったことが一つある。それは、どの国の政府にも「トゥー・ビッグ・トゥー・フェイル(大きすぎてつぶせない)」というコンセンサスが確立したということだ。これはGMやクライスラーなどへの政府支援を見ればわかるとおり、金融機関のみならず、事業会社にもあてはまる。

これを逆手に取って、大きくてつぶせない企業だけを集め、その倒産リスクを束ねた新しい指数をつくり、そこに投資するのだ。ベースとなるのは、企業の信用リスクを取引するCDSだ。