「あの頃はよかった」が口グセのバブル上司、「だよね~」と答える平成部下……。相容れない理由を、マナー書の歴史とともに辿っていく。
2000~:「勝ち組」「負け組」危機意識が顕著に
バブル崩壊以降、景気低迷が続き、会社再編時代に突入した00年代。日本企業が柱としていた終身雇用制度崩壊に伴い、年功序列制度も過去の産物と化した。
エリエス・ブック・コンサルティング代表取締役 土井英司氏
「会社への危機意識が強まり、勝ち組の象徴である外資や金融出身コンサルタントの著書に注目が集まりました。リストラや転職は当たり前。誰もが自分のことで精一杯。かつてのように会社の中でビジネスマナーを学ぶ機会は失われました」(土井さん)
以前は会社が教えてくれたビジネスマンのノウハウは、自分自身で学ばなければならなくなった。かつてと異なるのは組織のローカルルールを学ぶのではなく、「成功している個人」のスキルを学ぶ時代になったこと。そこには、“会社の中での成功”から“社会におけるグローバルな成功”を目指す視点の変化が見えてくる。
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