調査概要/調査時期:2012年2月、調査機関:楽天リサーチ、回答者数:600人(2000万円台、500万円台が半数ずつ)。うち男性は92.2%。平均年齢はそれぞれ49.8歳(2000万円台)、43.4歳(500万円台)。

稼ぐ人は新聞を複数購読し、移動時間は読書に充てる。ただし、最も仕事に役立つと感じているのは「ネット上の情報」――。

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2000万台、500万台の半数以上「ネットが一番役に立つ」/2000万の46%が2紙以上購読している(PIXTA=写真)

プレジデント編集部では、高年収(年収2000万円台)と平均的な年収(同500万円台)のビジネスマンに対して、情報源に関するアンケート調査を行った。利用している情報源に差があるのではという予想に反し、仕事に役立てている情報源は2000万円台、500万円台ともに「ネット」がトップ。500万円台で「テレビ」が3位に入った以外、目立った差は出ていない。利用頻度の高い情報源についても、ともに1位は「ネット」でそれぞれ約6割を占めた。以下、情報源について「新聞」「インターネット」「行動観察」の3つに分け、結果を見ていく。

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「日経」を支持する2000万台vs「朝日」を愛読する500万台/2000万台は「経済面」「政治面」、500万台は「社会面」「地域面」重視(PIXTA=写真)

新聞を2紙以上購読している人は2000万円台の約半数。一方、500万円台は約8割が1紙に目を通すだけだった。購読紙は2000万円台では日本経済新聞が最多。地方紙を購読する人も約3割いた。500万円台の人が愛読するのは朝日新聞で、日経新聞、読売新聞と続く。

読み方にも違いがあった。最も長い時間をかけるのは、2000万円台で「経済(企業)面」「一面」「政治面」の順。500万円台は「経済(企業)面」「社会面」「地域面」だった。2000万円台、500万円台とも7割以上が一面から読み始めているが、テレビ欄から読む人が500万円台では1割程度いた。関心の対象や視野の違いがうかがえる結果だ。