老後の不安がつきまとう
それはそうだろうと思うが、さらに気がかりなのは、単身世帯の方がより貯蓄率が高くなっている点だ。配偶者がいないと、老後に起きうる介護や病気などのリスクを自分一人で負わなくてはいけなくなる。ますます貯蓄が必要だと考え、消費に気持ちが向かわない。
今後どんどん単身世帯が増えると想定される日本において、「一人の老後が不安」という要因で、所得が増えてもそのまま貯蓄に回るとなると、どうなるか。消費が活発化し給料も上がるといった好循環は本当に期待できるのか。先行きはどうも怪しい。
ちなみに、「社会保険料を引き下げて手取りを増やす」という主張を聞くことがあるが、もし実現されればいざという時に受けられる医療や介護サービスの質も今より下げざるえない。ない袖は振れないからだ。
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