国内線・国際線での営業を続けながらの立て直しが前提

稲盛はこの瀕死の巨大企業の再建請負人をなぜ引き受けたのか。それを巡っては様々な理由が挙げられている。

まずは前原、民主党との関係である。経営者として松下幸之助を師と仰いでいた稲盛は、京都が選挙区の前原をかねて支援していた。自民嫌いと言うより、政権交代が可能な政治が国づくりには必要と考え、以前から小沢とも親交を保っていた。いかに民主党がよちよち歩きの政党だとしても、ここは民主を支えるためにもJALを再生せねばならない。

だが、経営を預かる以上は成算がなくてはならない。