LGBTQを取り上げた本も禁書の対象に
その後、LGBTQを取り上げた本も禁書の対象になり始める。こちらはアメリカの非常に根強いキリスト教信仰が理由だ。この禁書運動は親だけでなく、アメリカの保守化を目指す共和党の政治家によっても急激に推し進められている。
アメリカには『1984』(1949)、『ライ麦畑でつかまえて』(1951)、『カッコーの巣の上で』(1962)、など、いつの時代にも禁書はあった。それらは出版時の時代性やモラルに反するとして、単体で禁書とされたものであり、現在の禁書運動で見られるような一度に数十冊以上がまとめて禁書申請されるといったものではなかった。
現在もっとも禁書になりやすいのはYAだ。読み手がティーンエイジャーであるため、彼らにとって身近、もしくは強い関心事であるメンタルヘルス/自殺、セックス/妊娠、LGBTQ、人種差別などが赤裸々に描かれ、それに伴う暴力描写も多いことが理由だ。
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