「背の順」がいいなら「体重順」でもいいのか

Q(ある教員からの声):背の順による整列は子どもの成長に繋がる教育的な慣習であり、「背の高さは人によって違う」という多様性への配慮を学ぶ場として好意的に捉えるべきではないでしょうか?

A【現役小学校教員・松尾英明】一見すると、「背の順整列」は教育的な慣習として合理性があるように考えられがちですが、実際にその背景に存在する問題点を見逃してはなりません。

この慣習が、子どもの無意識下に序列意識や差別意識をつくり出しているとしたら、どうでしょうか。

大人の場合で考えてみます。もし今ここで大人が「背の順」や「体重順」に並べと言われたらどう思うでしょうか。多くの人は違和感、場合によっては嫌悪感すら抱くのではないでしょうか。

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