会社のためを思って働いているのはレスラーだけではない

いや、もちろんプロレスラーも立派な社会人である。しかし僕は大学を卒業してそのままプロレスラーになった以上、スーツを着て出社をして同僚と机を並べてという経験は初めてだったのだ。

だからこそ社長就任を機に、事務方の仕事や思いを積極的に学び、そしてレスラーたちの思いを当事者として事務方に伝えたいと思っている。まさに事務方とレスラーとの(棚)橋渡しだ。

年間150試合を行う上で、過密な連戦日程が組まれた場合や、長距離の会場間移動が必要な場合の過酷さはレスラーとして十分にわかっているから、以前も会社に対し、改善案を含めた意見を持っていったことはある。でもそれは経営目線ではなく、あくまで選手として、試合日程や巡業に関するものが大半だった。