管理栄養士が教えてくれたこと

雑誌『栄養と料理』(女子栄養大学の月刊誌)に「消化のよいものってなんだろう?」という企画を提出してみたところ運良く実現し、消化器病棟で勤務経験のある管理栄養士・髙橋徳江さんにお話をうかがうことが出来た。

白央篤司『はじめての胃もたれ 食とココロの更新記』(太田出版)
白央篤司『はじめての胃もたれ 食とココロの更新記』(太田出版)

「消化がいい」ということは「胃の中にある時間が短い」ということと髙橋さんは教えてくれる。うん、シンプルだ。三大栄養素の中では糖質が最も胃に留まる時間が短く、次いでたんぱく質、一番長いのが脂質とのこと。消化時間は調理法によっても変わり、ゆでる、煮るなどで加熱したものは消化されやすいとも。おかゆや素うどんが「消化にいい」というのは理に適っているんだな。

では「消化しにくいものとは?」と訊けば、油を多く使った料理(フライ、天ぷら、炒めものなど)と返ってくる。脂質の多いベーコンや牛カルビ、豚ばら肉、生クリームやバターを多く使った菓子類も消化しにくい。ああ、やっぱりカルビは代表選手だったか。ちなみに牛乳も脂質が多いので、胃が疲れているときは低脂肪乳か、無脂肪乳がいいそうだ。