天然系着色料のほうが健康に良い?

しかし、これらの着色料は、FDAやFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)などにより安全性を評価されたうえで使われてきたものです。有害性を示す根拠が新たに出てきた、というわけでもありません。

とはいえ、一般の人たちやメディアがなんとなく、「石油から作られた着色料」に不安を抱いているのは、アメリカも日本と同じ状況です。ケネディ長官の下、FDAの長官に任命された外科医のマーティ・マカリー氏は「子供たちの間で糖尿病や肥満、うつ症状や発達障害(ADHD)が増えている。医師や両親は石油系着色料に懸念を抱いており、私たちはリスクをとるべきではない」などと説明しています。