ジャニー喜多川氏による性加害は少なくとも545人
『独断と偏見』の中では、彼が28年間所属したジャニーズ事務所を出る決断をした理由がさらりと語られる。それは映画やドラマの製作者が自分にオファーしにくい状態になってはいけないというビジネス上の判断だったという。
この本は一度、編集部サイドが作った原稿に、二宮和也自身が細かく赤字を入れたということだが、「世界基準で信頼や評価を得られない可能性のある」という話し言葉らしからぬフレーズからすると、ここをどう表現するか、苦心したのではないか。
「このままで仕事するわけにはいかない」と二宮が判断したとおり、ジャニー喜多川氏の性加害は、その多くが10代の少年へのものであったと判明し、旧ジャニーズ事務所は545人の被害者への補償金を支払っている。事務所が補償しただけでも545人、改めて考えるまでもなく、ひとりの人間が犯した加害として恐るべき数字ではないだろうか。
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