30歳で子どもがいない女性が母親になれる確率は最大50%

データサイエンティストで人口動態研究者のスティーブン・J・ショー氏が制作したドキュメンタリー「Birthgap - Childless World(バースギャップ――子どものいない世界)未邦訳」は、世界の少子化問題に新たな視点を提供している。ショー氏は24カ国230人もの男女を取材し、これまで見過ごされてきた少子化の共通構造を明らかにした。

「バースギャップ」とは、単なる出生率低下ではない。2つの側面を持つ包括的概念だ。

第一に「人口ギャップ」――高齢者と若年層の人口数の深刻な格差。日本ではすでに現役世代2.03人で高齢者1人を支える構造となり、高齢化率29.3%は世界一、2070年には38.7%に達する見込みだ。一方、子どもの割合は11.5%と49年連続で低下している。