「自分は投資がうまい」と勘違いしてしまう人々

情報の多さと速さが問われる現代、若年層ほどSNSやネットニュースに踊らされやすく、投資への過信も芽生えやすい。とくに、ここ数年は、資産が右肩上がりの人も多く、急激に利益をもたらされる場合、自己評価が過大になって「自分は投資がうまい」と勘違いしてしまうこともある。

ちょうど1年ほど前、レストランの隣席に20代前半とおぼしき、男性2人客がいた。どうやら片方の男性が投資で収益が出たようで、まだ投資を始めていない相手に「人生100年時代のライフプランを考えると、早いうちから投資は始めたほうがよい」などと上から目線で受け売りの言葉を相手に浴びせて得意げにしている。

おもな情報源はYouTubeのようで、そもそもの金融知識は多くなさそうだ。基本的に専門的知識がある人は、友人に対して安易に投資を勧めたりしない。彼のように投資を始めて、幸運にも多少利益が出ると、自分は投資が得意だと思い込んで周囲に投資を勧める人に限って、商品知識が乏しく、リスク管理や資産配分に無頓着という場合が少なくない。