苦悩するアンパンマン

アンパンマンが初めて登場したのは、「月刊誌PHP」1969年10月号に掲載されたメルヘン「アンパンマン」です。この時のアンパンマンは、スーパーマンみたいな格好した中年のおじさんでちょっとメタボ。顔はアンパンでできていません。代わりにほんとのアンパンを持っていて、お腹が減った人にあげるキャラクターでした。

ドラマ「あんぱん」の初回冒頭でも、この中年アンパンマンが飛んでいるシーンが登場しました。

その後、1973年に月刊絵本「キンダーおはなしえほん」10月号(フレーベル館)に『あんぱんまん』が掲載されました。子供向けに描かれた最初の「アンパンマン」です。その姿は今のアンパンマンに近いですが、手はまんまるではなく指があり、衣装は汚れています。そしてこのとき初めて、おなかをすかせた人に自分の顔を分け与える、というキャタクター設定も登場します。