“雑務”が山のようにあった

――念願の、という形でキャリアを始められたと。それだけ聞くと、そのままそこで働き続ける未来もあり得たように思います。

「確かに仕事の経験だけに目を向けるとそうかもしれません。ただ、実はもともとの憧れみたいなものは最初の数年で消えてしまっていたんです。期待が高かった分、ギャップも大きかったというか……たとえば、夜中の2時とか3時とかにひたすら書類のコピーをとっていて、“自分は何をやっているんだろう?”みたいな」

――ああ、今でもよく取り上げられる「官僚の理不尽な大変さ」そのものですね。