ビジネスシーンに多い「抽象的な課題」

ビジネスシーンにおいては、抽象的な課題に頻繁に出くわします。「環境に優しい新製品の企画書を出して」とか「いい感じに進めておいて」とか。「え? 環境に優しいとは?」「いい感じとは?」というふうに、ふんわりしすぎていて考えようにも考えられないことって、たくさんありますよね。あるいは、「なんか最近調子が悪い」というように、対自分においても抽象的な課題にぶち当たることはよくあります。

植物とガラスの地球儀
写真=iStock.com/jyugem
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いずれにおいても、分解することが解決の糸口になります。たとえば「環境に優しい」であれば、再生可能な素材を使うとか、長持ちする設計にするとか、色々なアプローチに分解できます。「いい感じ」の場合は、重視すべき点や期限を確認したりして、相手が思い描いている「いい感じ」の構成要素を細かく見ていくと、「いい感じ」の解像度が上がります。

また、調子が悪いというのが、具体的には頭が痛いということなのであれば、頭痛薬を飲めばよいということになります。「調子が悪い」という抽象的な状態を、「頭が痛い」というふうに分解するわけです。