460万人を大混乱に陥れた「ビザの電子化」プロジェクト
英国は行政を効率化しようと、デジタル化できるものはすべてデジタル化しようと突き進んでいる。最近の大きな動きは、eVisa(電子ビザ)である。
これは英国に6カ月以上滞在できるビザを保有する約460万人の外国人が持つBRP(Biometric Residence Permit)という顔写真・指紋・署名など生体認識情報を記録したICチップ入りのカードや、パスポートに押されたスタンプなどを一切廃止し、すべて電子化しようという野心的な計画だ。しかも、今後、各人の住所やパスポート番号が変わったときは、当人が自分のeVisaアカウントにアクセスし、自ら変更するようにさせるもので、本当に実現できれば、大幅な効率化と経費削減ができる。
このeVisa移行にあたって、筆者のようにBRPを持っていない永住者は、まずBRP発行と永住権の確認を申請し、それを取得した上でUKVI(ビザ・移民局)に自分のアカウントを作成せよという。そのためには、永住権を取得した際の通知書、永住権のスタンプ、過去のすべてのパスポート、継続的に英国に住んでいることを証明する書類などを一式揃え、オンラインで申請する必要があった。
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