「歩く高齢者」は認知症になりにくい

ウォーキングによって脳の血流がよくなることが、認知症予防にもつながっていることを示すデータも、近年多く出ています。

2018年に報告された研究結果によると、東北大学の遠又靖丈氏らのグループが宮城県大崎市に住む65歳以上の1万3990人のデータを基に分析したところ、一日の歩行時間が1時間以上の人たちは、30分未満しか歩かない人たちに比べて認知症になる割合が28%程度低くなることがわかりました。