先立つ「お金」を準備

強化策①は資金集めだった。チーム力を底上げするには、何より選手育成と環境整備が必須であり、一定のコストがかかる。海外遠征、国内合宿、施設整備、ジムをかりての強化、トレーナーの治療費など強化には財源が必要だ。

早大には44もの運動部(体育会)があり、単独の部、1競技に偏った強化費投入は難しい。それでも花田は自身が大学4年生の時、約1カ月半の海外遠征を経験して選手として強くなった経験を踏まえ、「海外武者修行は今の時代はなおさら欠かせない」との思いがある。

当時はOBの瀬古利彦がコーチだったこともあり、監督を兼任していたエスビー食品からのバックアップがあった。だが、今はそういう後ろ盾がない。ならばと思いついたのがクラウドファンディングだ。「駅伝強化プロジェクト」と銘打ち、賛同を得られやすい工夫もした。