「PBは安いだけ」ではもはや古い

トップバリュは2025年度に売上高1兆2000億円(前年比11%増)を計画している。年間で新商品やリニューアル品を約2500品目投入する中、その中核を担うのが冷凍食品だ。

物価高騰が続くなかで、PBの購入比率は年々上昇。クレオ社の調査では、生活者の約7割が「NB(ナショナルブランド)からPBへの切り替えが進む」と回答している。トップバリュの強みは、「生活者の声に最も近いPB」であること。土谷社長はこう語る。「当社ならではの多くのお客様の声を反映できる。メーカーとともに、従来の常識にとらわれない商品開発ができるようになってきた」