主人公が不在になり、その姉が中心になった

カスミンは、「(今回ほど)栄養士って仕事選んでよかったなって思ったことはないよ」と結に言う。それを聞いた結は、ただ「そっか」と言った。東日本大震災という未曾有の事態を目の当たりにした人を前に、ただ「そっか」。

自分の行けない負い目だったり、悔しさだったり、そういう感情がわいた上での「そっか」ならまだわかる。だけど、結は感動した表情で「そっか」と言い、来週また向こうに行くつもりというカスミンには、「そっか。ほんと、気ぃつけてね」と言った。結はいつも感情が単純だ。共感するのはなかなか難しい。