世界遺産を目指す天守とソメイヨシノ
第9位は津山城(岡山県津山市)。ひな壇状に築かれた「一二三段」と呼ばれる石垣で、標高約50メートルの鶴山全体が覆われている。明治の「廃城令」後にすべての建造物が取り壊されてしまったが、石垣はいまもほぼ完存し、3段で45メートルにもおよぶ石垣は壮観である。
石垣上にはかつて全国有数の60もの櫓が建っていた。現在は平成17年(2005)に復元された備中櫓のみだが、代わりにソメイヨシノのほか、ヤエザクラ、オオヤマザクラ、ヒガンザクラ、ヤマザクラなど約1000本の桜の木で覆われている。3月29日~4月13日に「津山さくらまつり」が開催され、夜間のライトアップも行われる。
第8位は彦根城(滋賀県彦根市)。いわずと知れた徳川幕府の譜代大名筆頭、井伊家の城で、現存12天守のひとつである国宝天守のほか、天秤櫓、太鼓門櫓、西の丸三重櫓、佐和口多門櫓、馬屋など現存建造物も多い。玄宮園や楽々園など藩主の下屋敷も城内に残り、現在、世界遺産への登録がめざされている。
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